野菜苗づくり

専業農家の栽培テク。家庭菜園でも役立ちます。

発芽後の管理

育苗箱で育苗 発芽から鉢上げ後の管理

発芽後の管理

ポイント!

  • 発芽を揃えて生育のスピードが、一緒になるように管理します。
  • 発芽揃いまで乾燥させないようにしましょう。
  • かん水用の溝をつくって地際が乾くようにしましょう。
  • たまに場所を入れ替えて、温度や日当たりに偏りが無いようにします。

は種 後、7日ほどで発芽します。
今回、まいたのは 接木に使用する 台木用の茄子  台太郎 (タキイ育成)です。
特に、青枯病 には強い抵抗性があるので病原菌のある畑でも栽培が可能になります。

温床 内でも内側と外側では温度に差が出て発芽のタイミングや勢いに偏りが出る事があります。
温床線 は、外気の影響を受ける両脇(外気に近いの部分)は、発熱量が多くなるように温床線の間隔を狭く張ります。

温床線は外側を狭く、内側を広くはります。

中央部は温度が上昇し易いので、やや広めに張りますが、外気温が低い春先は、どうしても温度にムラが出ます。
温床内での生育を揃えるために、中央部と外縁部の育苗箱 を入れ替えて、生育が揃うようにしましょう。

潅水の溝をつける。

発芽がそろい土の表面が少し乾いたら 条間 を箸やフォークなどで突いて耕し軽く溝を付け水やりに使います。
条間の中央が凹み、苗の地際が凸状に高くなるので根元の土が乾燥して 苗立枯病 の予防になります。
条間中央の溝に沿ってヤカンや水差し、先を細くしたホースなどで水分を補給します。
茎葉が水に濡れる部分が少ないので、徒長 や加湿の害も防げます。

              

発芽後、1か月ほどで本葉が出てきたら移植します。
9cmのポットに培土を8分目ほど詰めて温床に並べ、水分と温度を調整しておきます。
育苗箱から根を切らないように堀出し、ポットに植え替えます。
植える深さは、発芽した時の地際に合わせるのが基本ですが、 徒長 して茎が伸びすぎた場合は、少し深めに植えます。

移植後

移植後に、土を落ち着かせる意味で軽くかん水 してください。大量の水だと地温が下がり過ぎます。
温床にトンネル支柱を立て、ビニールや農POフィルム で被覆します。日射が強く"しおれる場合"は、3日を目安に不織布などで遮光します。

poで被覆

約1週間で新しい根が伸びて活着します。
ポットの表面が乾いたらジョロやホースにはすくち を付けてかん水します。朝方に十分な量のかん水をして、夕方には土の表面が乾くような水管理をしましょう。
地温、気温共に最低10℃~最高30℃の間であれば問題ありません。
始めは高めに温度を設定して生育が進むにつれて低めに管理します。
定植7日前には温床線の電気を切りハウスの外と同じような温度で 馴化させます。
水分も徐々に控えて固く締まった苗に仕上げますが、定植の2、3日前から多めの水管理に切替て樹勢を高めてから植え付けます。