農業用語の基礎知識

耳慣れない園芸農業専門用語をサクッと解説しちゃいます!

  • ハイポネックス

    代表的な家庭園芸用液肥。
    窒素・リン酸・カリを配合する化学肥料。青い液体で、希釈するタイプやそのまま撒けるタイプもある。 米・ハイポネックス社が製造。
    株式会社ハイポネックスジャパンが販売。

  • 培土 ばいど

    作物の栽培において、作物の株際(かぶぎわ)に土を寄せる作業をいい、土寄せともいう。
    茎の基部を土で押さえて倒伏を防ぐ物理的効果のほかに、培土によって茎基部から不定根を発生させることも倒伏への抵抗強化となる。
    又、うね内の株と株との間の雑草を防除するのに役だち、培土する土はうね間の表土をホー(中耕除草用農具)などで掻(か)き取るので、うね間の雑草防除や中耕の役割も果たす。
    なお、最近水稲育苗用の床土(とこつち)として販売される土を民間業界では「培土」とよんでいるが、農林水産省などでは人工床土とよんでいる。

  • 培養土 ばいようど

    植物を育てるときに使う土のこと。培土ともいう。
    鹿沼土など自然の土を単体で使う場合もあるが、多くは赤玉土や腐葉土、クン炭など、いろいろな材料を混ぜて使う。

  • 播種 はしゅ

    植物の種子(種〈たね〉)を播く(蒔く、撒く、まく)こと、つまり種まき。 

  • はすくち 

    じょうろ(如雨露)の先につける小穴がたくさんあいた部分のこと。形状から蓮の実を連想させる。ホースに付ける散水ノズルのこと。
    英語ではRose(薔薇の花)、フランス語ではPomme(一般的にはリンゴですが、球状の部分という意味)と、様々なもののイメージが当てられています。

  • 鉢上げ はちあげ 

    挿し木したり種子をまいて育てた苗を、苗床から鉢に植え替える作業。
    花壇に植えていた植物を鉢植えにすることもいう。
    育苗箱やプラグトレーからポリポットへ移植(植え替え)すること。

  • 花落ち部 はなおちぶ 

    果実の花があった部分(花痕部 かこんぶ)の事
    傷口から病原菌が入る事があるので注意。
    ⇔果梗部(かこうぶ)はヘタのこと

  • バーミキュライト 

    ヒル石を高温で膨張させた土、指で簡単に崩すことができる。
    水はけ、水もち、肥料もち、通気性に優れる。
    無菌なので挿し木や種まき用土、覆土にも利用できる。
    産地によりアスベストが含まれている事がある。

  • 半枯れ病 はんがれびょう 

    ナスだけを侵すフザリウム菌による土壌病害で、高温乾燥のときに発生しやすい。
    はじめ下葉の葉柄付近から黄変し始め、しだいに主脈を境に葉の半分が黄変枯死して下葉から落葉する。
    発病株は抜き取り処分する。

  • 半身萎凋病 はんしんいちょうびょう 

    土壌伝染病害の一種で導管病。
    初期は下部の葉の半分を黄色化させ、病状が進むと枯死する。
    罹病した枝葉に作られる菌核が翌年以降の感染源となるので、畑の外に持ち出し処分する。

  • 晩霜 ばんそう 

    晩春、初夏のころに降りる霜。
    育ちはじめた草木の葉や芽を傷め、作物に被害を与える。
    遅霜(おそじも)

  • 晩抽性 ばんちゅうせい 

    気温や日長などにより花茎が伸びだすことを抽苔(ちゅうだい)という。とうだちともいう。
    抽苔の遅い性質のことを晩抽性と言い品種差がある。
    葉根菜類の春まき栽培で特に問題となり、晩抽性の品種が求められる。

  • 肥効 ひこう

    肥料のききめ。肥料が農作物に与える効果。
    緩効性肥料、速効性肥料、樹脂などでコーティングした肥効調節型肥料などがあります。

  • ピートモス

    ミズゴケ類などの蘚苔類、ヨシ、スゲ、ヌマガヤ、ヤナギなどの植物が堆積し、腐植化した泥炭(でいたん)を脱水、粉砕、選別したもの。
    農業、園芸用土、もしくは土壌改良材として用いられる。
    通気性、保水性、保肥性が高く、有機酸を含むため、通常酸性を示すが、石灰を加えて中和し、中性にしたものもある。
    土壌改良剤としては単品で使うほかにパーライトやバーミキュライトと混ぜて使用することも多い。

  • 被覆資材 ひふくしざい

    植物の外側や畑の表面を覆う資材のこと。
    ポリエチレン、ビニール、レーヨンなどから作られる。
    外側を覆うものは、害虫や野鳥の食害からの保護、遮光、保温などを目的に、ベタ掛けやトンネルで利用される
    土の表面では、雑草の抑制、雨の跳ね返りによる病気発生の防止、乾燥予防、地温上昇の抑制などを目的に利用される。

  • 平うね ひらうね (畦 畝)

    畝の高さが5~10cmだと平畝(ひらうね)20~30cmだと高畝(たかうね)という。
    水はけのよい畑は「平畝」にし、水はけの悪い畑なら「高畝」にして水はけを良くする。

  • 平床 ひらどこ

    直に培土を敷敷いた育苗床。
    水分の移動が可能なので生育のムラが少ない。

  • 品種 ひんしゅ

    優秀性、均一性、永続性が遺伝的に保たれ、固有の特性によって他と区別されるような一群の農作物や家畜をいう。
    重要な特徴が、実用的に支障のない程度にまで同じようになり、半永久的に変わらないようになったグループが品種であり、品種名がつけられて利用される。

  • 深植え ふかうえ

    根の部分を深く植えること。
    深植えをすると湿度が高まり地際部が傷んだり、根腐れを起こしやすくなる。
    接木苗の接木部分が埋まるほどの深植えをすると、土壌病害予防の効果が無くなるので注意する。

  • 覆土 ふくど

    草花や野菜のタネをまいた後、その上に土をかぶせること、又は、その土のこと。
    種には、嫌光性といって、明るいところよりも薄暗い環境のほうが発芽に適しているものが多い。
    雨や水やりなどで、種が流れてしまうのを防ぐ。

  • 不織布 ふしょくふ

    繊維を適当な方法でウェブ(薄綿)状またはマット状に配列させ、接着剤あるいは繊維自身の融着力により接合して作ったシート状のもの。
    農業園芸用資材として保温、遮光、虫除けなど用途により各種商品化されている。
    育苗用には吸湿性のある厚手の製品が向きます。当園ではマリエースを使ってます。

  • プラグトレー セルトレー

    小さな四角すいや円すいのポットが連なった育苗トレイの一種。
    ポット穴の大きさにより、サイズが分けられ72穴、128穴、200穴などの種類がある。
    セルトレーとも呼ぶ。

  • プラグ苗 セル苗

    プラグトレーで育苗された苗。
    根鉢が四角すいや円錐形をしていて、差し込むように植える事からの命名。
    プラグトレーはセルトレーとも呼ばれるので、セル苗ともいう。

  • フラワーネット

    キク、カーネーション、リンドウなど花の生育時にまっすぐに成長させる為のネット。
    倒伏による作物価値の低下を防ぐ。作業性や耐候性を考え色や太さ、単糸・撚り糸を選ぶ。
    ベッドの端々に支柱となる棒を立て、作物の生育に合わせて、展張したまま引き上げる。
    花以外の野菜の栽培にも使われる。

  • ヘタ焼け果

    ナスなどのヘタ部分が日焼けして茶色に変色した果実。
    強い日差しで日焼けする。低温で果実の成長スピードが遅い時期に強い日差しを浴び続けると発生しやすい。
    病害の様に見えるので市場性が落ちる。

  • PMMoV-L3型 ペッパーマイルドモットルウイルスL3型

    ピーマンなどトウガラシ類のウイルス病。種子伝染、土壌伝染する。
    収穫などの作業で樹液感染し、蔓延する。
    感染・発病すると、葉、果実でモザイク症状、えそ症状、奇形を生じ、株の生育が抑制されるため、品質・収量が低下する。
    感染を確認したら抜き取り処分する。

  • 防除 ぼうじょ

    生物による害を防ぐため、その進入の防止・個体数の管理などを行うこと。
    刹虫剤や刹菌剤などの薬剤防除のほか、被害葉や被害果の除去、栽培環境の適正保持などの耕種的防除がある。

  • 穂木 ほぎ

    接木するとき、台木につがれる部分。
    さし木の場合も穂木という言葉を使うが、区別するために「さし穂」ともいう。

  • ホットキャップ

    露地栽培の果菜類を普通より早く定植させるためや、
    定植後の外界の急変から保護するために使う覆い。
    害虫の飛来を防ぐ効果も大きく、ウイルス病の被害を軽減することができる。
    ホットキャップ解説(JA埼玉中央)

  • ポット

    ポリエチレン製の鉢 黒色のほか赤、青などバリエーションがある。
    サイズは7.5cm、9cm、12cmが一般的で植物の種類や育苗期間で使い分ける。

  • ホルモン処理

    植物の生育、その他の生理機能を調節する効果をあらわす薬剤をホルモン剤という。
    生長、開花、着果、果実の肥大など、これらの働きを促進や抑制する目的でホルモン剤を使用することをホルモン処理という。
    トマトトーンによるナスやトマトの着果促進やジベレリンによる種子の休眠打破やブドウの種無し化処理などがある。

  • 温床(育苗) おんしょう(いくびょう)

    加温して苗をつくる場所
    板などで枠を組み、上にビニールトンネルをかけて電熱線などで加温して
    苗をつくることを温床育苗といい、その場所を温床という。

  • 温床線 おんしょうせん

    温床線は農電ケーブルとも呼ばれ、植物栽培の「熱源」として、いろいろな用途に使われます。
    単相 3相 100V 200V 500w 1kw  40m 62m 120m 規格が様々なので適した物を購入しましょう。
    面積や電源により使い分けます。
    家庭用コンセント使用ならば単相100Vを使います。空中配線には園芸ケーブルや平行型農電ケーブルを使います。
    日本ノーデン株式会社