農業用語の基礎知識

耳慣れない園芸農業専門用語をサクッと解説しちゃいます!

  • 花梗 (果梗) かこう

    花をつける柄(え)のこと。
    種類によって柄の長短はさまざまで、別名「花柄(かへい)」。
    花から実になると「果梗(かこう)」に名が変わる。
    収穫時に切る部分。

  • 夏秋栽培 かしゅうさいばい

    春先に栽培をはじめて、初夏から晩秋まで収穫する作型。
    ハウスなどの施設を使用しない「露地栽培」と同じ意味合いで使われる。

  • 化成肥料 かせいひりょう

    化成肥料は自然界に存在するリン鉱石やカリ鉱石などから作られ、チッソ、リン酸、カリの3成分中、2成分以上を含む肥料。
    肥料成分の合計量によって15%以上30%未満の普通化成肥料と30%以上の高度化成肥料とに分けられる。

  • 活着 かっちゃく

    移植や定植、挿し木(芽)をした植物が十分に根づいて生育すること。
    接木の融合も活着と言う。

  • 株間 かぶま

    苗を並べて植えたときの株と株の間のこと。
    株が成長するにつれて葉が茂り、株と株の間が狭くなると風通しが悪くなり、病害虫も発生しやすくなる。
    株を植えるときは適度な株間が必要。

  • 果房 かぼう

    果実が房状に実る部分。
    トマトでは、1段果房、2段果房のように表現する。

  • 花蕾 からい

    花と蕾(つぼみ)
    蕾を食用とする野菜を花蕾類と言う。カリフラワー、ブロッコリー、アブラナなど。
    頂点のおおきな部分を頂花蕾(ちょうからい)と言う。

  • 仮支柱 かりしちゅう

    野菜苗の定植後、根付くまでの支え。本支柱に誘引できる大きさになるまで必要。
    苗の種類や大きさにもよるが、30~40cmの長さが必要になる。
    根鉢を避けて、やや斜めに挿し柔らかいヒモなどで結ぶ。

  • 緩効性肥料 かんこうせいひりょう

    水溶性の速効性肥料に比べて効果がゆっくりと発現してくる肥料をいう。
    一定期間を置いて急激に発現してくる肥料の場合には遅効性肥料ということばがよく用いられる。
    堆厩肥(たいきゅうひ)、油かす、骨粉、魚粉などの有機質の自給肥料も緩効的肥効を示すが、一般には化学工業的に合成された緩効性窒素肥料、緩効性カリ肥料のことをいう。

  • 潅水 かんすい

    水を与えることを潅水という。水やり、給水ともいう。
    潅水方法には、地表潅水、地中潅水、滴下潅水、頭上潅水等がある。
    かん水チューブやスプリンクラーなどが使われる。

  • 切り戻し きりもどし

    伸びた枝や茎を、途中まで切り詰める作業のこと。
    切り戻しをすることで、下から元気な枝が伸び出てくる。

  • キュアリング

    収穫後に切り口からの腐敗を防ぐために、風通しの良い日陰にスノコを敷き南瓜や芋類などを並べ1週間~1カ月間乾燥させます。
    糖度やホクホク感、貯蔵性が上がります。キュアリング後は10℃くらいで保存します。

  • 休眠打破 きゅうみんだは

    植物の種子は、発芽に適した条件下においても発芽しないことがあり、このような現象が種子休眠である。
    休眠打破の引き金となるものは、気温、日の長さ、光、土壌の水分、などさまざまな要因があります。
    ナスの種子の休眠打破にはジベレリンを使います。

  • 菌核

    菌類の栄養体が形成する硬い塊状の休眠体。
    変形菌類の栄養体(変形体)は低温、乾燥など、環境が成長に不適当になると、原形質流動をやめて丸まり、その周囲を包む膜が角質状になる。この黄色ないし褐色の小さい菌核は、地中や倒木の下などで越冬する。
    環境がよくなると、外壁は解消または外壁を残して内容がはい出て変形体になる。

  • キンク

    キンク(kink)とは、英語であり、一般に、糸・綱・髪・鎖などの、よれ・よじれ・瘤を表す。
    園芸用温床線が、よじれて瘤になると発火の危険があるので注意が必要。

  • 空洞果 くうどうか

    トマトの子室内のゼリー部分の発達が悪く、果実の子室内部に空洞が発生する。
    30℃以上の高温で光線が弱かったり、つぼみにホルモン処理をおこなったりすると発生が多い。
    スイカの空洞果は、交配期の低温や初期生育の不良で発生する。

  • クオラム・センシング

    自分と同種の菌の生息密度を感知して、それに応じて物質の産生をコントロールする機構のこと。
    quorumとは議会における定足数(議決に必要な定数)のことを指し、細菌の数が一定数を超えたときにはじめて特定の物質が産生されることを、案件が議決されることに喩えて名付けられた。

  • 草丈 くさたけ

    草の背の高さ。特に稲や麦などの作物の伸びた高さ。
    草丈とは、植物の高さを指す言葉。草丈30cm、草丈50cmなどと数値的にはっきり記載するほか、~の高さと表現されることもある。「胸の高さほどの草丈」は約1m50cm強の高さ、「腰の高さほどの草丈」は約1m、「ひざの高さほどの草丈」は約50cm前後を指していることが多い。

  • 苦土石灰 くどせっかい

    苦土(マグネシウム)と石灰(カルシウム)の両方を含む肥料で酸度(PH)調整剤として使われる事が多い。
    マグネシウム、カルシウムともに肥料の五要素に含まれているので、肥料としても必要な資材。

  • くん炭 くんたん

    もみ殻をいぶし焼きして炭化させたもので、用土に混ぜることで通気性や保水性が増すことができます。
    根ぐされ防止や、アルカリ性である特性を生かし、酸性の土を中和させることができます。

  • 鶏糞 けいふん 

    他の家畜糞より成分が濃厚で、窒素、りん酸、加里を含むが含量は飼料の種類によって違う。
    元肥として使用され、未熟のものは尿酸を多く含み根に障害をおこすので施用後1週間たってから作付ける。
    発酵、乾燥させ袋詰めしたものが販売されている。

  • 耕うん(耘) こううん

    「耘」は草を刈るの意味
    作物の種まき・植付けの準備として、耕地の土壌を掘り返して砕き膨軟にすること。
    畑の表層を軟らかくして通気性、通水性などの物理性を改善する。
    前作の刈り株、雑草、堆肥などを土中に埋め込み作業の障害とならないようにする。

  • 交配 こうはい

    「いわゆる「かけ合わせ」のこと。
    花粉が同じ花でなく、違った種や品種と受粉、受精すること。
    昆虫や風によって花粉が運ばれる「自然交配」と、人の手で花粉をつける(人工受粉による)「人工交配」に区分される。

  • 骨粉 こっぷん

    動物の骨を原料としてつくられた有機質肥料のこと
    リン酸が豊富でゆっくりと効くので、元肥として使われる。

  • 固定種 こていしゅ

    選抜を繰り返して形質が固定された野菜品種。
    古くから各地方で採取、選抜、交配、育成を繰返し形質の固定が行われたので在来種とも言う。
    現在は雑種強勢を利用したF1交配種が主流である。