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あ
青枯病 あおがれびょう
今まで元気だった株が昼間に萎れて、夜間に回復するが、やがて立ち枯れを起こす。
病気の進行が急激なので、青みが残ったまま枯れることもある。
高温、乾燥期に発生し、病原菌は土中で長期間生存するので一度発生した場所では毎年発生しやすくなる。
発病株は早めに抜き取って処分する。 -
浅植え あさうえ
苗を浅めに植えること。
植え付ける地表面と同じ高さ、もしくは1cmほどポットの上部が盛り上がるように植えること
地温の確保や酸素の供給、過湿による病害の予防のため。
きゅうり、すいかなど瓜類は浅植えが良い。 -
油粕 あぶらかす
普通はナタネのタネから油を採ったあとの「かす」を言う。
ゆっくりと効く、緩効性でチッソ分の多い利用範囲の広い有機質肥料。
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萎黄病 いおうびょう
キャベツ、ダイコンなどの重要な土壌病害で、フザリウム菌によって発病する。
葉は緑色を失って黄色に変わり、生育が止まってやがて枯死する。
高温期の被害が大きく、病原菌は土の中にいて、根から感染する。
対策は、抵抗性や耐病性のある品種(Y R ・萎黄病抵抗性)を使う。
アブラナ科野菜の連作をしない。
土壌消毒をする。 -
育苗箱 いくびょうばこ
種子まきや仮植した苗を育てるための 浅めの箱のこと。
「苗床」とほぼ同義。 プラスチック製が一般的。
中に入れる用土は保水性に富み、雑菌の少ない清潔なものがよい。 -
移植 いしょく
植物をある場所から他の場所へ植え替える作業をいう。
育苗箱やプラグトレーに種をまき、成長したらポリポットなどに植え替えること。(鉢上げ・はちあげ)
植え替え後に、そのまま収穫まで置くものを定植とよぶ。
草花類では断根によって根の張りが密になるため育苗中植替えを行うが、
この場合はこの植替えを移植とよび、一時的に植えておくことを仮植とよぶ。 -
石ナス いしなす
肥大が悪く石のように硬いナスの果実
低温期の栽培では、受精が悪いため果実の中に種子ができないまま着果し、小さくて硬い果実になる。
これを防ぐためにはホルモン剤を利用する。 -
一部開花苗 いちぶかいか なえ
蕾の肥大期から開花初期のステージにある苗。
ある集団のなかで3割ほどが開花を始めた状態を一部開花といい、個々の苗を一部開花苗という。
生育のバランスをとるために、活着後すぐに着果させたほうが良い。
ナスやトマトやピーマンなどのナス科植物の定植に適した苗の状態。
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う
うね 畦 畝 / うねたて
畑に作物を植えるために、間隔をあけて土を高く盛り上げ、すじをつけたところ。
土を盛り上げる作業を「うねたて」という。 -
うね幅 うねはば
うねの幅のこと。畝間(うねま)ともいう。
一般には、畝の間の通路の中央から次の通路の中央までの長さ(横幅)を意味する。
畝幅140cmの畝をつくる場合は、通路を40cmとすると100cmの畝を立てることになる。
うねの盛り上げた部分の横幅を指すこともある。 -
うね間かん水
うねの間(通路)に水を与える事。
用水路やポンプなどを使い通路部分に水を流します。
ホースやチューブなどを使う場合もあります。
日中の暑い時間を避け、夕方から夜間に行われます。
長時間にわたり水が滞留すると根が傷むので注意しましょう。 -
植付け うえつけ
育苗のための床やポット苗、あるいは仮植えしたものを、圃場や花壇やコンテナなどに最終的に植え替えること。
定植ともいう。
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液肥 えきひ
液体の状態で施す肥料のこと。液体肥料ともいう。
植物の種類により200~1000倍に薄めてつかう。
初めから液体である肥料と粉末を水に溶かして使うものがある。
いずれも水溶性なので、効き目が早く表れるが、長もちはしないので追肥に用いる。
植物の状態によるが、生育が盛んなときは、週に1回程度、水やり代わりに施してもよい。
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お
温床(育苗) おんしょう(いくびょう)
加温して苗をつくる場所
板などで枠を組み、上にビニールトンネルをかけて電熱線などで加温して
苗をつくることを温床育苗といい、その場所を温床という。 -
温床線 おんしょうせん
温床線は農電ケーブルとも呼ばれ、植物栽培の「熱源」として、いろいろな用途に使われます。
単相 3相 100V 200V 500w 1kw 40m 62m 120m 規格が様々なので適した物を購入しましょう。
面積や電源により使い分けます。
家庭用コンセント使用ならば単相100Vを使います。空中配線には園芸ケーブルや平行型農電ケーブルを使います。
日本ノーデン株式会社