ジョインホルダーを使用した接木法

  • 穂木、台木は水を控え硬めに仕上げる
  • 作業台にガイドラインを引くと角度が一致する
  • 切った台木の上部は確実に処分(穂木と混ぜない)
  • 良く切れるカミソリやカッターを使いましょう。

使い易い接木支持具のジョインホルダーを使ったトマトの幼苗接木
挿しやすくて抜けにくい支柱も立てられます。

 

接木器具 使用するのは「ジョインホルダー2.1」サイズは4段階に分かれていますが2.1が丁度良いと思います。台木の太り加減により2.4も用意しましょう。
育苗は128穴のセルトレー(プラグトレー)を使います。 3月10日に台木のボランチを播種(たねまき)
穂木 は2日後の3月12日に種まき、品種はホーム桃太郎を使用します。
接木作業は4月15日。播種後35日くらいが適期です。
定植は5月10日~15日頃になります。

今年は、晴天が多かったのでプラグトレーの苗の生育は旺盛で軸も太くなり、後半の10日間は夜間もビニールを取り外して不織布を1枚掛けるだけの管理で硬く仕上がりました。
肥料不足にならないように発芽後から週1回液肥を500倍~200倍の範囲で施しました。
接木作業の前日は、しおれない程度まで水やりを控えます。

トマトの幼苗接木の手順

最初に台木を引き抜きます。
抜きにくかったら水抜きの穴から棒で突き上げると簡単に抜けます。
根鉢が崩れない程度の水分にしておくと作業しやすくなります。

接木 板に水平と斜めの線をガイドとして描いておきます。角度は30度くらいにします。
カミソリやカッターで台木の子葉の上を斜めにカット。
茎の太さや長さによってカットする位置が上下することもあります。
台木の長さは、4~5cm確保したいものです。
台木の上部分の葉は、即座に捨てましょう!(混ざると大変です。)
角度を確認しながらジョインホルダーを差込みます。

接木 穂木 を地際で切り取り、子葉の上で斜めにカット。(台木と同じ角度でカットしましょう!)
切断面がピッタリ合った方が細胞の融合が速いので角度は大切です。上からグッと挿し込みます。
一個飛ばしに千鳥でプラグトレーに並べると徒長予防になります。
並べ終えたら底面給水 させ養生床に入れましょう。
接木 接木 接木