耕耘、整地、元肥、うね立て
- 天候を確認して畑を耕す。
- うね幅を測り中央に肥料がくるように元肥を入れる。
- 畦間の中央を割り上げて畦を立てる。
耕うん 後に降雨があると、粘土の多い畑では水を含んでドロドロ、乾くとカチカチになり作業性が落ちるので、雨が降るまでに一気に仕上げましょう。
最初に石灰
や堆肥など全面に施す肥料を撒きます。
その後トラクターなどで耕耘(こううん)、畑を平に整地します。
厳密には石灰が土に馴染むまで3日程かかるので、反応が終わってから元肥を入れます。
うね幅に合わせた棒2本と長い紐を用意し、畑の両端で引っ張ると直線が引けます。
石灰を撒いて目印にします。線の部分が通路になるので線の上に管理機を入れ、うね立てします。
ディスクプラウを管理機に取り付け通路部分の土を跳ね上げます。
うねたて後、うね上に管理機を乗せ中央を盛り上げます。
植える植物の真下に肥料を施す事を、ミゾ肥やスジ肥と言います。
肥料分の流亡が少なく効率の良い施肥法なので高価な化成肥料などは、ミゾ肥にしましょう。
肥料にはLPコート140を使います。LPコートは表面を樹脂で被覆した尿素で、ゆっくり長く効くタイプの肥料です。
一般にはチッソ(N)リン酸(P)カリ(K)の3成分が配合された肥料を使います、長い間3要素入りの肥料を使っていると、リン酸とカリが蓄積してきます。
理由としては、チッソ分は雨水で流されて消えますが、リン酸とカリは水に溶けにくいので畑に残るからです。
あなたの畑でも尿素、硫安などチッソ分だけの元肥だけで十分な場合がありますので農協や農業改良普及センターなどで土壌診断を受けてみてください。
夏秋なすの畑は、うね幅180~200㎝ 株間60~70㎝で栽培します。
元肥はLPコート140を10a当たり90kg、石灰は必要に応じて施肥します。