熱湯を植穴に注ぎ土壌消毒します。
- 普通に肥料をまいてから耕す。
- うねを立て植穴を開ける。
- 80℃以上のお湯を2リットルほど植穴に入れる。
- すぐに透明マルチをかけ1週間後に定植。
一部のハウスで青枯病が出てしまいました。
対策としては、土壌消毒が考えられます。
クロールピクリンやガスタード微粒剤などの薬剤を使う方法と
夏場に米ヌカを散布し耕うんしてから、水を溜めてビニールで覆い太陽熱で消毒するなどの方法があります。
今回は発現が一部分に限定されていたので、薬剤使用を避け植付け前に熱湯を植穴に入れる方法を試してみました。
今回はハウス内ですが、露地でも効果はあると思います。
温湯処理後は1週間くらい放置するので、定植予定日を確認してからしましょう。
お湯は熱い方が効果が高いので、畑で沸かします。火傷に注意しながら作業して下さい。
植穴に1~2リットル注入します。土の状態により量を加減します。
お湯が多いと植穴が崩れますが、定植時に直せるので気にしなくて大丈夫です。
お湯を注入したら透明マルチをかけて1週間ハウスを密閉して地温が上がるようにします。
その後は崩れた植穴を直して定植します。
この年は、青枯病は発生せず植穴温湯処理は十分な効果がありました。
作付前の忙しい時期の作業なので時間的に余裕が無い事もあり、継続した試験は出来ていません。
のちに、隣のハウスでも青枯病が発生したので、降雪前のガスタード処理に切りかえました。