食味はやわらかく甘みがあり、浅漬けやぬか漬けに最適です。自家菜園や食味重視の直売所出荷に向く品種です。
茎葉にトゲがなく、果実のヘタにもトゲはほとんど発生しないので、
果実に傷がつかず、指先を痛めることも減ります。
土壌水分の不足は果実が硬くなり、急激な変化は裂果につながるで水分管理が重要です。
梅雨明け後は、十分な潅水と敷きワラをして乾燥と地温上昇を防ぐ事が必要になります。
栽 培
植付けの2~3週間前に石灰と堆肥を施し耕うんします。
肥料は化成肥料を1m²当たり100g程度まき、耕うん後、うねを立ててビニールマルチを張ります。
マルチ内の地温が上がったら株間50~70cmで植付けます。
接木苗は強風などで接木部分が折れる事があるので、仮支柱を立てて誘引します。
生育と収穫を安定させるには、1番花~3番花を着果させる事が重要です。
トマトトーン50倍液でホルモン処理を行い確実に着果肥大させましょう。
一番果を収穫した頃から追肥を始めます。7日~10日間隔で様子を見ながら少しずつ与えます。
果皮がやわらかいので、風害による傷果発生を避けるため、枝つりや誘引を早めに行い、枝が風で振られないようにしましょう。
収穫は、80~130gが目安。長く鮮度が保てる朝晩の涼しい時間帯が最適です。
盛夏期で畑が乾いてる時は、つやなし果(ボケナス)が出やすいので頻繁に水を与えてます。
小さめな果実で収穫して、済んだところまで摘葉しましょう。