裂果少なく食味に優れたミニトマト
ポイント
- 高糖度で酸味とのバランスにも優れ、食味に秀でたミニトマトです。
- 果色は鮮赤でテリがあり、果形はやや縦長の美しい果実です。
- 草勢は中強で、異常主茎の発生は極めて少なく、栽培は容易です。
- 着果数は一花房あたり30~40果程度
- 接木苗の台木には青枯病に強い「Bバリア」(Tm-2型)を使用しています。
ミニトマト苗 品種:甘っこ
9cm ポット 接木苗 販売:休止
草勢はやや強く、葉は濃緑で厚みがあり、節間は中位で上位節まで安定着果できます。
一果房20果程度着果しシングル、ダブル混在型の着果の安定した品種で、異常茎の発生も少なく、ハウス半促成から抑制栽培に向く栽培容易な中早生種です。
果実は球形~やや長卵形で良く揃い、ツヤのある鮮やかな赤橙色です。糖度は8~10度で安定し、甘さと酸味のバランスが良く、フルーツ感覚で食べられる食味抜群のミニトマトです。果肉は硬く締まり、完熟させても裂果はほとんどありません。
萎凋病(F1)、根腐れ萎凋病(J3)、ネマトーダ(N)、葉カビ病(CL)、TMV(Tm-2)などに複合耐病性で萎凋病(F2)にも比較的強い品種です。
風味のある、甘さと酸味が美味しさの自信!
裂果少なく食味に優れたミニトマト
栽 培
植付けの2~3週間前に石灰と堆肥を施し耕うんします。
肥料は過繁茂を避けるために控え目とし化成肥料を1m²当たり80~100g程度が目安です。
追肥に重点を置いた管理を行います。
丁寧に耕し、うねを作りビニールマルチを張ります。
株間は45~50cmと広めにとり、果実の肥大を促します。
接木苗は強風などで接木部分が折れる事があるので、仮支柱を立てて誘引します。
1段目肥大期(2段目開花期)に株間に穴を開け一握りの緩効性肥料又は液肥を施します。(穴肥)
その後は3段目開花期に追肥。
中段以降は草勢や着果状態をみて随時追肥を行いますが、過繁茂を避け、細めの茎を維持するようにします。
食味の向上には微量要素の葉面散布も効果的です。
基本的に土壌水分は控え気味に推移させますが、畝の中心よりも肩部がよく乾きます。肩部への潅水を有効的に行ない、液肥及び穴肥の吸収をよくします。
第3段花房結実までは生育を抑え気味にしますが、気温の上昇や畝の乾燥時には草勢をみながら潅水します。
ホルモン処理は薄目で行います。